2020年03月05日

公益社団法人 日本医学放射線学会
理事長  今井 裕

ウイルス性肺炎画像診断サーベイランスのお知らせ

 平素より放射線医学の発展のため御尽力頂き、誠にありがたく厚く御礼申し上げます。
 さて、皆様御周知のとおり、新型コロナウイルス感染症は、昨年12月、中国湖北省武漢において確認されて以降、感染が国際的な広がりを見せております。我が国においても、水際対策や、国内蔓延を食い止める様々な取り組みが行われており、特に地域でのコロナウイルス感染患者のクラスターを早期に発見し介入することが重要な局面となっています(新型コロナウイルス感染症対策本部 令和2年2月25日 )。新型コロナウイルス感染症においては、その多くで肺炎を発症することが知られており、その画像所見については、先般から当学会でも報告してきたとおり、ウイルス性肺炎の像を呈します。また、中華人民共和国においては、胸部CTによる患者のサーベイランスも行われているとの報道もあります。
 この度、日本医学放射線学会では、我が国の新型コロナウイルスの発生状況を、画像所見から拾い上げ、クラスター等の発生や、全国での感染状況のより詳細な情報を関係当局へ情報提供するため、ウイルス性肺炎画像診断サーベイランスを開始することといたしました。
 このサーベイランス情報は、国等に情報提供されることがあります。一方で、医療機関が特定可能であることから、一般への公開の予定はありません。
 放射線科専門医の皆様におかれましては、今般の新型コロナウイルス感染症の我が国の状況、国際的な関心に鑑み、積極的に情報提供していただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

〇症例登録フォームアドレス:

〇登録する患者のクライテリア

※市中肺炎(市中肺炎かどうかわからない場合も含む)と考えられる患者のCTにおいて、ウイルス肺炎を疑う所見があった場合に、登録してください。
※2020年1月以降の症例を御登録ください。